Jane’s Top 10 Tips for Entrants

マーマレードを応募される方へ
ジェーンさんからの10のアドバイス

材料の柑橘は市場にたくさん出回っている旬の時期が最も質の良い状態で手に入ります。それぞれの地域や品種の旬を考慮して早めに準備を始めましょう。

マーマレードを作る道具は常にきれいに洗っておきましょう。濁ったマーマレードは避けたいですものね。おいしいマーマレードを作るためにはこういった小さな積み重ねが大切です。

まずどんなタイプのマーマレードを作りたいか、どんな味にしたいかを決めましょう。私は毎年自分のオリジナルレシピを考えるますが、この過程が一番好きで本当にワクワクします。入賞に値すると思う材料の組み合わせをよく検討し、何度か練習をしてから、一番良くできたものを応募するとよいでしょう。

マーマレードの審査の時、審査委員は目を閉じて味見をします。ちゃんと（正しく）固まっているかどうかは、見た目よりも、口に入れたときの食感が重要な判断要素になります。煮詰めすぎは禁物、マーマレードが固くなりすぎて食感が悪くなります。ちょうどいいころ合いで火を止めることができるかどうか・・・ここがポイントです。

柑橘の皮がビンの上の方に浮いてこないこと。良いマーマレードは皮がビンのなかにまんべんなく混ざり合っているはずです。マーマレードがちょうどよい具合になったら火を止め、鍋にいれたまま粗熱を取れば、とろりとした良い感じのマーマレードに落ち着きます。熱いうちにビンなどに詰めましょう。

ビンの形やラベルのデザインは審査の対象ではありません。大切なことはきれいに洗って滅菌・消毒されたビンを使うこと。洗剤とお湯でよく洗い、よくすすいでからビンの口を下にして向けて熱したオーブンで30分乾燥させます。または煮沸消毒します。

応募の締め切りのギリギリまで待つ必要はありません。早めに郵送の準備をしましょう。

あなたが応募するマーマレード、またはあなた自身に一番ぴったりだと思うカテゴリーを決めます。私のおすすめは「複数柑橘のマーマレード」です。このカテゴリーには本当に面白くて意外性のあるマーマレードがたくさん集まります。もちろん賞を取るのも難しいでしょう。もし「最優秀賞」を取りたいと考えているなら、まずは応募したカテゴリーで入賞しないといけませんのでそれを考慮してカテゴリーを選ぶといいでしょう。

マーマレードを郵送をするときはしっかり梱包してください。郵送時にビンが割れてしまうと悲しいですからね。バブルラップなどでしっかりくるみ、しっかりした段ボール箱に詰めてしっかりテープなどでとめます。エントリーフォームと申請料を箱の中に入れることをお忘れなく。

マーマレード審査に応募下さった皆様には、ぜひマーマレードフェスティバルを見に来ていただきたいと思います。それはあなたにとって特別な一日になるはずです。ワークショップやマルシェ、様々なイベントに参加すれば、次の応募のための新しい技術や知識を磨くことができるでしょう。

（審査への参加費用や売り上げの一部は慈善団体などに寄付されます。）

(Original Article 2016 translated and edited for Japan Marmalade association May 2021)