イギリスのお菓子について

British sweets

イギリス人はお菓子が大好き。

“Have a cup of tea!” (お茶にしましょう)の合図で、テーブルの上にスコーンやビスケットが並びます。どのお菓子もちょっとパサパサしていて、紅茶をたくさん飲むには最適の食感に仕上がっています。

イギリス人の紅茶好きの起源は300年以上前に遡りますが、紅茶といっしょに出てくるケーキにもたくさんの由緒や歴史があります。ヴィクトリア女王が大好きだったヴィクトリアサンドイッチや、伝統のイートン校が発祥のイートンメスなどが有名ですね。イギリス人の日常会話にもケーキは顔を出します。 “It’s a piece of cake.” (朝飯前だね)と言ってみたり、 “You can’t have your cake and eat it.” (いいとこ取りはできない)といった格言もあります。

イギリス人のソウルフード Puddings (プディング)も不思議な食べ物。しっとりずっしり感満載のプディングは、プリンのようでプリンにあらず。 高級レストランで食事中に “What’s for pudding?” (プディングは何にしますか?)なんて聞かれたら頭が真っ白になりそうですが、ここでいうプディングとはデザートのこと。チーズケーキとか、ライスプディングとか、カスタードたっぷりのトライフルとか、甘~いデザートが欲しいですね。

このコーナーでは、イギリスに伝わるいろいろなお菓子をご紹介します。いっしょにイギリスの歴史と地理を探訪しましょう。