2024年2月14日 | イギリスのお菓子
ショートブレッドはスコットランドの伝統的なお菓子で、バターがたっぷり含まれた、リッチな味わいのビスケットです。 イギリス全体で長く愛されるお菓子であり、その歴史は古く、発祥は12世紀と言われています。 当時はパンを作る際の余り生地を低温のオーブンで堅くなるまで焼き、「二度焼いた」を意味する古いフランス語の”biscuit”に由来して、「ビスケットブレッド」と呼んでいました。 そのうちにイーストがバターに代わり、「ショートブレッド」と呼ばれるようになったのです。...
2024年2月14日 | イギリスのお菓子
スコットランドの港町ダンディーの名のついた、フルーツケーキ。 18世紀にKeiller 社が最初に作ったと言われています。 ダンディーケーキには、マーマーレードのピールを入れ、上面にはアーモンドを放射線状に飾るのが特徴と言われています。 昔は、植木鉢のようなもので、焼かれていたそうです。 今から200年位前、スペインからオレンジを積んだ船が、嵐でダンディーの港に停泊中、keiller社の創設者ジェームスケイラーがその船荷を安価で手に入れたが、それはセビルオレンジという大変苦味の強い種類で、薬や工業用に使われるものでした。...
2024年2月13日 | イギリスのお菓子
アフタヌーンティーの主役といえば、紅茶とスコーン。マフィンみたいに丸っこいスコーンは、イギリスの食卓に無くてはならない食材です。 スコーンを食べるときには、必ずクロテットクリームとイチゴジャムがついてきます。クロテットクリームとは、英国南西部のコーンウォール地方で作られるバタークリームのこと。最近は日本のケーキ屋さんでも見かけるようになりました。 このクロテットクリームをスコーンに塗るのが、意外と難しいんです。 まず、スコーンが脆い。パンの一片をちぎるようにスコーンを一かけらつまもうとすると、指の間でボロボロッと砕けてしまいます。...